自然科学研究科
生物圏システム科学 専攻 修了
種苗部(大阪本社)
2004/4/1入社
営業活動を通して
総合的な解決策を提案する
農業のコンサルタントが目標
Q1:住化農業資材を志望した理由は?
学生時代は野菜品種の育成に関する研究をしており、栽培現場にも足を運んでいました。野菜の栽培は品種の力だけではなく、それ以外の環境や栽培条件も関係します。当社は品種開発に加え、農業資材開発を通じて、農業に多角的にアプローチしているので、今まで勉強してきたことが役立つ、自分に合っている企業だと思い志望しました。
Q2:現在はどのような業務に携わっていますか。
入社時は培土の研究開発に携わり、2007年10月から肥料関連資材の営業を、2016年10月から野菜、花の種子・苗を販売している種苗部に所属して野菜の営業を担当しています。取り扱う品目は野菜全般です。担当地域は国内の中国・四国・関西圏で、営業先は農家、販売店、JA、農業法人などです。
Q3:仕事にやりがいを感じるのはどんな時ですか。
担当している商品がお客様に採用されることに一番のやりがいを感じます。しかし農業の分野は採用されるまでのスパンが長く、現地で数年試作し成果が確認できて初めて採用されます。新しい品種は販売までに3~5年かかるため、長い期間の活動が実って採用され、その産地で大きな売り上げをあげた時はうれしいです。
一方で避けられないのはクレームです。上手く栽培できない、品質が良くないなどが挙げられます。生産者の方と話し合いながら、品種だけでなく土壌や肥料、気象条件などからの原因究明、資材提案などを通して解決策を一緒に見出せた時は生産者との距離も縮まり、営業をやっていて良かったと思います。
Q4:仕事をする上で大切にしていることを教えてください。
お客様が成功イメージを持てるような商品説明を心掛けています。当社品種を使いたいと思っていただくために、この品種を使ったらこんなに良いことがあるとお客様がイメージしやすいよう、話し方や自分の雰囲気作りも含めて工夫しています。
また、営業のサイクルを大切にしています。先輩から教わったことですが「守・破・離(しゅはり)」という言葉があります。これは、前任者から引き継いでその地域の担当をする始めの時期は、今までやってきたことを守りながら引き継ぐ。そして次の段階で自分の感じたことなどを反映しながら攻めの営業、破っていく営業をする。最後は後任者に引き継ぎやすいよう仕事を整理しながら進め、離れていく。この流れを頭に置いて活動しています。
Q5:どのような目標を持って仕事をしていますか。
既存品目の拡販以外に、当社新規品目を新規産地に普及することが目標です。例として、ブロッコリーは数社のメーカーが大部分のシェアを占めており、なかなか新規に拡販していくのは難しいのですが社を挙げて取り組んでいます。
また、個人的には、農業コンサルタントの視点で農家の方の抱えている課題や問題点を解決し、経営改善に繋がるような商品提案、解決策提案をしていきたいと考えています。
Q6:住化農業資材の魅力とは?
種苗、種子コート、潅水資材、肥料、培土、青果と、扱っている商品が多く、農業分野において、物を生産するという上流から販売するという下流までトータルでサポートできる、農業全般に携われることが魅力だと思います。また、仕事も多岐の分野にまたがっているので、社員一人一人の個性を発揮できる様々な部署があることもメリットです。当社はどんどんチャレンジしようとしている会社なので、グローバル化も含め将来的に規模の拡大を見込めるところが魅力だと思います。